茜空

「なぁ、知ってっか？

　運命の人ってのはさ、

　何回別れても
　最後には必ず
　出会っちまうんだって。

　赤い糸に
　たぐり寄せられるみてーに。

　多分、俺と香澄も
　そうなんじゃねー？」




ちっとばっか、くせー事言っちまったぁ。って
先輩は舌を出した。