生徒会とメガネっ子
そして、すっかり暗くなった頃…

「じゃあ、そろそろ帰るか。」

瞭が言った。

「えーまだ遊びたい~」

「じゃあこの後、俺と遊ぶ?」

綾の言葉を聞いた洋仁が綾の耳元で囁いてくる。

「はいはい、そういうのはお断りです!」

健紫が洋仁を綾の遠くへ移す。

「それにしても楽しかったね♪」

「うん!」

その時、

パーン

夜空に大きな花火が上がった。

「キレイだな。」

慧市がつぶやくように言った。

「おーい、もう駅行かねえと電車くるんだぞ!?」

いつの間にか、かなり前を歩いていた瞭が叫んでいる。

「あっ、今行きます!」

綾たちは駅へとむかって行った。

< 103 / 144 >

この作品をシェア

pagetop