生徒会とメガネっ子
「私、甘いもの大好きなんですよ♪」

さっきと同じキラキラした目をして綾はわくわくしていた。

「へえ、そうなんだ。」

「でも…よかったんですか?生徒会抜け出して来ちゃって…」

カフェへ向かう途中、綾が洋仁にたずねる。

「ま、いいじゃんいいじゃん。たまにはサボるのも大事だよ。まあ、瞭みたいにサボってばっかじゃいけないけど。」

「そうですかね?」

その頃…

「ハックション!!…誰か噂したのか?」

いつものように屋上にいた瞭は大きなくしゃみをしていた。




「ま、気にしてたらおいしいパフェもおいしくなくなるよ?」

「…そうですね!」

そうこうしているうちに目的のカフェにたどり着いた。
< 108 / 144 >

この作品をシェア

pagetop