生徒会とメガネっ子
「具体的に言うとどんな内容がいいんだろ…?」

梓の疑問に健紫はこう答える。

「うーん、それがな…とにかくなんかやってくれって言われただけだからな…」

「「「「「えっ?」」」」」

その一言に全員が愕然とした。

「そういえば予算って決まってんのか?」

洋仁が尋ねる。

「“とにかく予算はいくらかかってもいいから派手にやっちゃって♪”…だってさ。鎌田先生が。」

ちなみに鎌田先生とは生徒会担当の先生である。

(最後の“♪”ってなんだよ…)

瞭は心の中で思った。

「という訳で何やる?」

健紫の問いかけに、

「「「「「うーん……」」」」」

全員がこうなってしましたのは言うまでもない。
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