生徒会とメガネっ子
バサッ

後日、もう一度集まった瞭たちの前に結構な厚みの紙束が置かれた。

「…なに?これ。」

「台本です。明日までに全部覚えて来てくださいね。」

綾は梓の言葉にニコッと微笑みながら言った。

「多すぎるだろ…これ…」

慧市がペラペラ台本をめくりながら言う。

「あっ、後ろの方は衣装とか舞台の案なんです。」

「本当だ!でも…なんだよこれ!」

洋仁が指を指したのは王子役五人の衣装案だった。
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