生徒会とメガネっ子
綾が驚いたのも無理はない。なんせ、かなり年季の入った木の扉に達筆な毛筆で、「生徒会室」と書かれた掛札がかかっていたからだ。

「すごー…ってちょっと!」

慧市は驚いている綾を置いて、すでに扉をノックしていた。

コツコツ

?「どーぞー」

ガチャ

「失礼します」

「ちょっ…待ってよ!しっ、失礼します!」

?「あー!やっと来た!」

?「ったく、この俺様をどんだけ待たせりゃ気がすむんだよ…」

?「まあまあ。それにしても君可愛いねー」

?「おいおい、早速かよ…」



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