生徒会とメガネっ子

やっと瞭が綾から離れた。

「あ…あれ?私…」

「「「「姫!!!!」」」」

ちょっとした瞭のアドリブに動揺しながらも、なんとかセリフを言う綾。

苦しかったせいで、少しだけ綾の目は潤んでいる。

「あ、あのー…姫様とのご結婚のことなんですけど…」

他の四人も動揺している。

そして会場も、ちょっとしたパニックになっていた。

そんな中、瞭だけが嬉しそうな表情で微笑んでいた。

なんだかしっくりこなくなってしまったが、なんとか生徒会の劇は幕を閉じた。




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