生徒会とメガネっ子
綾が声のしたほうを見ると、そこには梓がいた。

「綾ちゃん、もしかして迷子?」

「そうなんだー…私、根っからの方向音痴だから道とか覚えらんないだよねー今日は部活で慧市もいないし…」

「そうなんだ…あっ、じゃあこれから一緒に行こうよ!俺が毎日教室へ迎えに行くからさ。」

「えっ、ホント?!それならこれから迷わなくって済むね♪ありがとう。」

「いやいや、お礼を言いたいのはこっちだよ。毎日二人っきりでいられる時があるからさ…」

梓は小さい声で言った。

「え、なんか言った?」

「ううん。何でもないよ♪さあ、生徒会室に行こう。」

「?うん…。」

綾は今度こそ梓と一緒に生徒会室にむかった。

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