生徒会とメガネっ子
気が付くと綾の顔のすぐ近くに瞭の顔が迫っていた。

「俺の物にならねえか?」

「え…?」

二人の顔は今にもお互いの唇が触れるか触れないかの距離にある。

そのせいなのか、綾の頬は赤く染まっていた。

「それって…どういうことですか?」

「…はあ?お前…



わかんねぇの?」

「……はい…」

綾がそう言うと、瞭の顔は離れていった。

それでも綾の顔は赤く染まったままだった。
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