生徒会とメガネっ子
そんな様子を見ていた瞭が言った。

「洋仁!お前、また綾ちゃんに手ぇ出しやがって…」

「別にいいだろうが!」

「なんだと!!」

「あーあ、また始まっちゃったよ…」

「まあいいんじゃない?ケンカするほど仲がいいっていうし。」

「「仲良くない!!!」」

瞭と洋仁は二人でツッコむとまたケンカを再開した。

「はあ…」

綾はそんな二人を横目に、作業を再開した。

「綾ちゃん、さっき瞭を呼びに行った時、なんかあった?」

「もしかして瞭先輩になんか言われたとか…」

様子が少し変なことに気付いた健紫と梓はこう尋ねた。

「そ、そんなことないですよ。」

そういいながらも綾はさっきのことを思い出して、また顔が赤くなった。

((図星…だな。))

綾の反応を見た梓と健紫はこう思ったのだった。
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