生徒会とメガネっ子
教室から出て少し歩き、人気のない廊下に出た時、梓が言った。

「綾ちゃん手つなご♪」

「え?」

「ほら!」

梓はそう言って、手を差し出してきた。

「うん…」

綾もそれに応じた。

「なんか恋人みたい♪」

「そうだねーなんか恥ずかしくなっちゃうな…」

それを聞いた梓は小声で

「かわいい…」

とつぶやいた。

「ん?なんか言った?」

「ううん。なんでもない。さ、行こう♪」

「うん。」

二人は手をつないだまま、生徒会室へ向かって行った。
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