生徒会とメガネっ子
いろいろあったがその後は始業式も終わり、教室に戻った。

「いやーまさか慧市くんが引っ越してなかったなんてねー…よかったね、綾☆」

「…なにがよかったのよ。」

「えーっ?綾、慧市くんのこと好きなんじゃないのぉ?」

「んなわけないじゃん!なんであんなやつのことなんか…あんなん好きなのってかなりのもの好きじゃない??」

綾は冗談めかして言った。

「…そうだね。」

「…あれ?沙夜香、どうかしたの?」

「う、ううん。なんでもない。私、トイレ行ってくるね。」

「うん。いってらっしゃい。」

パタン・・

(綾、本当に気が付いていないんだ…)
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