生徒会とメガネっ子
「はぁ…」

その後、ため息をつきながら洋仁が部屋に入ってきた。

「洋仁先輩、どうかしたんですか?」

慧市が洋仁に聞く。

「けっ、どーせまた女にでもフラれたんじゃねえの?」

瞭が言う。

いつもならここで二人がケンカになるはずなのだが…

「ああ。」

洋仁はあっさりと受け流した。

(ええ!?反論しないの!!??)

その場にいた全員がこう思った。

「洋仁なんか変だな…」

健紫はボソッとつぶやいた。


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