生徒会とメガネっ子
「でももし瞭先輩の予想通りだったとしたら、洋仁先輩は何をするつもりなんだろう…」

梓がつぶやく。それを聞いた瞭が

「そこまではさすがにわかんねえな。でも、綾を狙ってんのは確かだぜ。」

と言った。そして続けて言う。

「狙ってんのは洋仁だけじゃねえだろ?」

瞭が問いかけると全員黙ってしまった。

しばらく沈黙が続く。

「そりゃ…」

沈黙を最初に破ったのは梓だった。

「そりゃあそうですよ!綾ちゃんのこと好きだもん。」

「俺も。」

「俺だって…」

健紫も慧市も綾に対する想いは一緒だった。

「…俺もだよ。結局最後は綾次第だからな。ま、お互いライバルってことで頑張ろうぜ。」

「おう。」

「望むところです!」

「絶対綾ちゃんの心は俺が射止めるからね!!」

生徒会室には熱気があふれていた。




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