生徒会とメガネっ子

「ここが俺の部屋だよ。適当にどっか座ってて。俺、飲み物用意してくるから。」

「あ、全然気にしないでください。」

「いいからいいから♪座ってて。」

そういって、綾の肩をやさしく押さえて座らせた。

「ちょっと待っててね♪」

バタン

洋仁は部屋から出て行った。

綾は、することもないので部屋の中を見回してみた。

洋仁の部屋はきれいに片付けられていた。

「おしゃれだなぁ…」

綾はそうつぶやいた。

ガチャ

「ごめんね。お待たせ。」

戻ってきた洋仁はお茶の入った二つのグラスを持っていた。

「これどうぞ。」

洋仁は片方のグラスを綾に差し出した。

「ありがとうございます。」

綾は早速お茶を一口飲んだ。

「洋仁先輩、今日どうしたんですか？いつもの先輩らしくないです。」

綾は早速その話題を出した。今ここに綾がいるのは洋仁にそのことで相談を受けるという約束だからだ。

「うーん…それがね…」

洋仁は話し始めた。