生徒会とメガネっ子
「さあ、仕事すんぞ!今日は今度の生徒総会で使うスライドの作成だぞ。」

「うわー時間が掛かりそう…」

健紫の言った言葉に慧市がつぶやく。

「大丈夫だよ。俺が10分も掛からずに作るから。そこら辺でしゃべってて。」

健紫が真顔で言う。

「「「えーーッ!??」」」

その言葉に洋仁を除く全員が驚いた。

「ホントだよ。健紫はパソコンに強いからすぐ終わるよ。」

洋仁が静かに言う。

「よし。じゃあはじめるかな。」

健紫はそう言うとすさまじいスピードでキーボードを叩き始めた。

「すごい!」

綾が感心して言う。

「一分経過!!」

いつの間にかストップウォッチを持った梓が時間を計っていた。

健紫は今もキーボードを叩く手を休めない。

そして…

「よし。完成。」

あっという間に健紫は作り上げてしまった。

しかも時間は宣言通り10分も掛かっていない。

「「「すっげえ…」」」

三人が声をそろえて言うと健紫はまんざらでもない様子だった。



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