生徒会とメガネっ子
慧市は綾の部屋に通された。

「飲み物用意してくるから待っててね。」

綾のお母さんは部屋を出ていった。

「「…」」

二人の間に沈黙が流れる。

ガチャ

「はい。どーぞ。じゃごゆっくり~」

なにやら意味深な笑顔を浮かべて綾のお母さんはお茶を置いて部屋を出て行った。

「…でね、昨日のことなんだけど…」

綾は昨日のことを洗いざらい全て話した。

「そうか…」

「あー!なんか思いだしただけで泣けてきたぁ…」

綾は目をショボショボさせて言った。
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