生徒会とメガネっ子
―1番目・瞭―

「綾、何乗る?」

「何でも良いですよ。先輩にお任せします。」

「じゃあ…」

瞭はそう言うと綾に目隠しをした。

「ふぇ!?」

「ほら、行くぞ。」

綾は瞭に手を引かれて歩いていった。

「せんぱーい…どこ行くんですか…?」

「内緒♪もうすぐだから。」

「教えてくださいよぉ…」

綾は膨れっ面をした。

「可愛い♪」

瞭はそう言うと膨らんでいる綾のほっぺたを人差し指で突っついた。

「ぷー」

「ふふっ♪さぁ、そろそろ着くぞ。」
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