生徒会とメガネっ子
「「ジュー」」

綾はお言葉に甘えて、ジュースをおごって貰っている。
そして洋仁も自分で買って飲んでいる。

「なんかごめんなさい。おごらせちゃって…」

さっきから綾はずっとそう言っている。

「気にしないでよ。なんかこっちまで申し訳なくなっちゃうから…」

そのたびに洋仁もそう言っている。

「「…ジュー」」

二人の間にはジュースをすする音が響いていた。

「…先輩、なんか乗りに行きましょうよ!」

綾はこの空気を換えようと明るく言った。

「…そうだな。行くか。」

洋仁は座っていたベンチから立ち上がって歩き出した。



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