生徒会とメガネっ子
「おおーいっぱい並んでる。」

健紫が言うように、たくさんの人が並んでいた。

「ほら、いっぱい並んでますよ?もっと空いてる乗り物いっぱい乗りましょうよ…」

「…そんなにお化け屋敷嫌?」

「嫌ですよ。」

その言葉を聞いた健紫は少し考える。

「分かった。やめてあげてもいいよ。」

「本当ですか!?」

「そのかわり…」

「…なんですか?」

「綾から俺にキスして。」

耳元でボソっと健紫に囁かれた綾は、一気に顔が赤くなっていった。

「…」

「どうする?」

健紫はいたずらっ子のような表情で笑う。


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