Curseーカースー
「え」
百合は立ち止まり、シファを見た。
真子と三津子も立ち止まり、振り返る。
「どうしたの?百合、早くしないと遅れるよ?」
「あ…………うん。」
百合は2人の元に駆け寄る。
「どうしたの?知り合い?」
「ううん、何か見覚えあるなぁーって思っただけだよ。」
「ふ~ん。まぁいいけどさ、またオカルト事件あったの知ってる?うちの学校の生徒だったんでしょ?テレビ中継とか居たりして!!」
「また三津子がノリノリだし。っていうか不謹慎だよ?」
と苦笑しながら前に進んだ。