Curseーカースー



「違う、違う!!!あたし別に尚輝のことなんか好きじゃなかったし」




「え」



百合の身体は硬直した。





「じゃあなんで百合から奪ったの?」



葉月は足を組んで、長く伸びた毛をいじる。




「だってさ、百合がウザかったんだもん。あたしの方が可愛かったのにさ、アイツの方がモテるし、成績もいつも、あたしの上を行くし、彼氏だって先に出来ちゃうし……。
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