狼彼氏×天然彼女
俺はパニック状態。
だってこのまま入っちゃっていいの?!
入ったら泥棒じゃね?
っつーか泥棒だよな…
マジどーしよ…。
でも倒れてるかもしれねぇしな。
一か八かだな…
俺は入ることに決めた。
カチャ─
「……実紅?いんの?」
応答がない。
やっぱ倒れてんのか…?
「おい…実紅?」
ガサゴソ─
ガサゴソ…?
なんの音…?
実紅いんの?
「実紅…いんだろ」
ガサガサ─
ガサガサってなんだよ…。
ぜってぇどっかに隠れてんな。
かくれんぼしてる時間なんかねぇんだよ。
…ま、いっか。
久々にやるか。
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