狼彼氏×天然彼女
すると下を向いて
「そっか…。なら空君自分で来ればいいのにね」
「俺が行くなって言った。空に実紅の部屋上がらせたくなかった」
うわ―…
俺なに恥ずかしいこと言っちゃってんの…。
すると実紅は頬を赤くした。
なに赤くしてんだよ。
つられて赤くなるっつーの。
「…なんで、空君にあたしの部屋に上がらせたくなかったの?」
理由聞くの…?!
言わなきゃいけねぇの?!
…マジで?
「あいつだって…男だから何されるか分かんねえじゃん」
「舜だって…男だよ」
……う。
「俺は……」
「あたしなんかじゃムラムラなんかしないよね?!」
俺の言葉を遮った。
「……え…」
「こんなの襲おうとも思わないよね?!!!」
…こいつ
なにいってんの?
ドサッ─
俺は
実紅をベッドの上に押し倒した。
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