狼彼氏×天然彼女
「なッなに?!!!」
「そんなこと言っていいの?まるで俺に襲ってもらいたいみたいな言い方じゃん」
こんなこと
したいわけじゃねぇ。
ただ……
実紅を抱き締めたかった。
実紅におまえはいい女だって分からせてやりたかった。
「…なに…それ…」
「さっきの言葉…男に言うんじゃねぇよ…。誰だって…押し倒したくなる」
俺は実紅から離れて
ベッドの下の床に座った。
あれから一言も喋らず
沈黙の時間が過ぎるだけ。
っつーか俺は
謝りにきたんだよな?!
キスの理由…
ちゃんと言わなきゃだよな?
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