狼彼氏×天然彼女
自分の席に戻ると
奈留ちゃんが心配そうな顔をしてこっちに向かってきた。
「…実紅ちゃん、平気ですか?」
きっと片山さんとのことを見てたんだね…。
そりゃあ、
あんなの見れば
誰でも心配するよね。
「平気だよ。
なんとかね」
「そっかー…。ならよかったよぉ
でもなに話してたの?なんか普通の話じゃなさそうだったから」
「なんかね――…」
───────────────
─────────────
「ぇぇええええッッ?!!!
そんなことになっちゃったんですかぁあああ?!!!」
奈留ちゃん、
声大きすぎ―…
「…なんでッなんでッ?!
なんでそんなことになっちゃったんですかぁ??」
なんでって――…
片山さんが
勝手に決めちゃったんだもんな…
.