狼彼氏×天然彼女
そのあと亜実奈と空君とは別れて鞄を取りに教室まで向かった。
「ってか誰も居ねえし」
「そりゃそうでしょ…。授業はとっくに終わってるし」
教室の机はズラーッときれいに並べられていた。
きっと掃除までも
終わったらしい。
「でもレディクラ候補の人たち可愛かったなぁー…」
亜実奈は当然可愛いし
奈津子っていう人も美人だった。
他の人も可愛かったしなー…
あたし当選
出来るのかな…。
「おまえだってさ…」
「………え?」
なに………?
舜は真っ直ぐあたしの目を真剣に見てきた。
そんな舜に
ドキッとしてしまうあたし。
真っ直ぐなんか
見つめないでよ―…
あたしは思わず
目を逸らしてしまった。
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