狼彼氏×天然彼女
結局リモコンは見つからず…
登校時間になってしまった。
「朝から、んな顔で睨むな」
「…睨んでねえ」
「いや〜…これはどー見ても睨んでんね」
「睨んでねえ」
「でも舜は睨んでた方がかっこいいかもな」
朝から
俺は睨んでるとか睨んでねえとか2人で言い合ってる。
その2人とは
もちろん修夜と洸太だ。
「…おまえら朝から、うるせえ」
ちゃっかり俺の席の隣に自分たちの椅子持って来ちゃってるし。
持ってこなくていいっての。
ってか頼んでねえし。
「そんなこと言わないでさ〜……俺らに何か言うことあんだろ?」
「言うこと…?」
んなの、
あったっけか…?
「とぼけんなよ?」
「そうそう。昨日なにを話し合ったんだ?」
もしかして…
こいつら、俺と実紅が一緒に住んでること知ってんのか…?
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