狼彼氏×天然彼女
「実紅知らね?」
「実紅ちゃん?知ってるけど…。
あの可愛い子で
舜が好きな子だろ?」
ゲシッ
「いてっ」
洸太の横っ腹にヒットした☆
ちょっと強く蹴りすぎたか…。
「んなこと聞いてんじゃねえよ」
「分かってんよ。居場所だろ?」
「…まあ」
洸太、実紅の
居場所知ってんのか…?
「実紅ちゃん…
教室で待ってんよ…」
「…は?教室?」
「俺が舜が教室に行くから教室で待っといてって言っといた」
「おまえな―…」
「おいおい。ちょっと待てよ?
俺は逆にお礼してもらいたいんですけど?俺が教室で待っといて
って言わなかったら、今頃すれ違ってたかもしれなかったよ?」
―――…ぅ。
そこまで言われんと何とも言えなくなる―…。
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