狼彼氏×天然彼女
20・初DATE
◇◆◇◆舜◇◆◇◆
実紅と付き合い始めてから1ヶ月が経った。
もう夏休みに突入している。
ミーンミンミンミーン──
「うるせぇ」
「まあまあ。
んなカリカリすんなって」
「ってか、何でお前らが俺の部屋に居んだよ」
俺の部屋に
何故かいる修夜と洸太
修夜はソファに横たわってアイスを頬張っている。
洸太は床に腰を下ろし胡座をかいてアイスを頬張っている。
しかも、そのアイス俺のだし。
勝手に食ってるし…。
「だって暇なんだよ」
「そう!暇なんだよ!」
「知らねえよ」
だって今日は…
「そんな冷たくすんなって…」
「そーだよ、友達だろ?」
「知らね」
「「ひでぇ!!」」
ピーンポーン──
「「「ん?」」」
三人の声が被さった。
「…着いたか」
「「着いた?」」
そう。今日は……
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