狼彼氏×天然彼女
「お前うざい」
「痛い!痛い!」
胸倉を上へ上へと上げる。
だってマジでこいつ、うぜえ。
「洸太助けて!」
「やだ」
「そんなぁ〜」
洸太は完全に見捨てたのか
お笑い番組を見ながら大声で笑っている。
「マジで殺す」
「ひえぇぇ〜〜」
…と首に手を回したが―…
〜♪〜♪〜♪
「あ!舜の携帯じゃね?」
俺の携帯だ…。
誰だ―――……?
ディスプレイを見ると
【実紅】と表示されていた。
「なんだ…?」
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