狼彼氏×天然彼女
「あたしは帰ります!!!!」
「は?」
このまま此処に居たら、舜に何されるか分かんないもん。
どうせ明日から学校だし…
って明日学校じゃん!?
学校ってことは
舜に会うんだから、
結局、学校で何かされるに決まってるよー…。
「………」
………あれ?
無言、ですか…?
あたしこのまま帰っちゃうけどいいのかな…
チラッと舜を見た。
そしたら案の定、舜とバッチリ目が合ってしまった。
「……帰るんじゃねえの?」
そーなんだけど…
「帰…るよ?」
「うん」
いいんだ…。
なんか寂しいかも。
「なに、引き止められてえの?」
心、読まれてる?!
「べ、べつに…
ただいつも何か言うのに言ってこないから、どーしたのかなって」
そう言ったあたしがバカだった。
舜はニヤリと笑いながら、あたしの方に近づいてきた。
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