狼彼氏×天然彼女












「空君…あたし信じる。空君の本当の性格知ってるから」



「…ありがと」





そういって空君は
優しく笑ってくれた。





「実紅は…好きな奴いんの?」



「…ッえ?」



「その反応はいるのか…」



「…ッえ?!い、いないよ?!」





とっさに出た言葉。


だって――…



舜のことは別に好きってわけじゃないし…。



本当のことだよね…


嘘じゃないよね…。






「…そっかあ。俺的にはラッキーだからいっか☆」



「ラッキー?」



「実紅に好きな人いないんだったら俺を好きにさせればいいだけじゃん♪」





……ええええ////


な、なにを言ってんの////

空君は。






すると背中にいきなり冷たい感触がはしった。



「………え?」




空君があたしを壁に
押し付けていた。









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