学園天国
「ふんふーん♪」
車に乗って、五分少々。
学校までは三十分位かかる。
学校に着くまでは、ランダムで曲を流す。
ちなみに今聴いてるのは、美奈子が大好きで常に聴いていた曲。
この曲を聴くと、美奈子とまだ付き合って間もない頃を思い出すから、自然と鼻歌が混じる。
懐かしいな、あの時が…。
美奈子が亡くなってから、もう十七年が経つっていうのにいつまでも過去を引きずる俺。
何で男は過去を引きずる性分なんだ?
いつだって彼女を忘れることが出来ない。
忘れる気なんてさらさら無い。
ずっと、ずーっと想い続けて…………。
「うぅっ……」
あー、もう考えだしたら泣いちゃいそうだし。
朝っぱらから何泣いてんだよ!
頑張れ俺!!
けど、無理だよなぁ………。
うーむ。
やはりこの男も泣き虫だったか。
でもさ、最愛の人を亡くしたら普通こうなるよね、誰だってさ。
頑張れ浩平!!
私は見ているぞ!!
(響きが変態チックなのが許せない)
「はぁ。シャキっとしろ」
さて、自分に喝を入れて気を取り直す。
なんか、ただのアホだよな……。
美和は何してるかな?
本当はもう少し側にいてあげたいけど、仕事だからどうにも出来なくて………。
こんな言い訳しか出来ない自分が頭にくる。
いつも、美和には淋しい思いをさせてしまっている。
だからこそ、心配で心配でしょうがないんだよ。
でも、美和が全く淋しくないとかだったらそれはそれで淋しい、俺が。
『親父なんかいなくてもー、全然淋しくねぇし?むしろー、いないほうがいいっつぅかー』
とか美和が思ってたとしたら、俺は死ぬ!!
確実にショック死する!!
…あっ、でも『お父さんなんかいなくても大丈夫なんだから!!』なんて照れながら言われたら嬉しい。
ツンデレってやつだな!
ん〜、可愛い。
昔はあんなにちっちゃくて、俺の後ろを「おとうしゃあん」とか言いながらよちよち歩ってた美和が、今じゃこんなに大きくなって………。
お父さんは嬉しいよ!!
うん、なんかまた泣けてきた。
でもこれは嬉し泣きみたいなもんだから!!
車に乗って、五分少々。
学校までは三十分位かかる。
学校に着くまでは、ランダムで曲を流す。
ちなみに今聴いてるのは、美奈子が大好きで常に聴いていた曲。
この曲を聴くと、美奈子とまだ付き合って間もない頃を思い出すから、自然と鼻歌が混じる。
懐かしいな、あの時が…。
美奈子が亡くなってから、もう十七年が経つっていうのにいつまでも過去を引きずる俺。
何で男は過去を引きずる性分なんだ?
いつだって彼女を忘れることが出来ない。
忘れる気なんてさらさら無い。
ずっと、ずーっと想い続けて…………。
「うぅっ……」
あー、もう考えだしたら泣いちゃいそうだし。
朝っぱらから何泣いてんだよ!
頑張れ俺!!
けど、無理だよなぁ………。
うーむ。
やはりこの男も泣き虫だったか。
でもさ、最愛の人を亡くしたら普通こうなるよね、誰だってさ。
頑張れ浩平!!
私は見ているぞ!!
(響きが変態チックなのが許せない)
「はぁ。シャキっとしろ」
さて、自分に喝を入れて気を取り直す。
なんか、ただのアホだよな……。
美和は何してるかな?
本当はもう少し側にいてあげたいけど、仕事だからどうにも出来なくて………。
こんな言い訳しか出来ない自分が頭にくる。
いつも、美和には淋しい思いをさせてしまっている。
だからこそ、心配で心配でしょうがないんだよ。
でも、美和が全く淋しくないとかだったらそれはそれで淋しい、俺が。
『親父なんかいなくてもー、全然淋しくねぇし?むしろー、いないほうがいいっつぅかー』
とか美和が思ってたとしたら、俺は死ぬ!!
確実にショック死する!!
…あっ、でも『お父さんなんかいなくても大丈夫なんだから!!』なんて照れながら言われたら嬉しい。
ツンデレってやつだな!
ん〜、可愛い。
昔はあんなにちっちゃくて、俺の後ろを「おとうしゃあん」とか言いながらよちよち歩ってた美和が、今じゃこんなに大きくなって………。
お父さんは嬉しいよ!!
うん、なんかまた泣けてきた。
でもこれは嬉し泣きみたいなもんだから!!