君だけに伝えたい
+か-か、それは君しだい。
あたしは、司があたしに新たな感情を抱いていろことを知らなかった。
あたしは、保健室のベットに押し付けられたまま、何も言えずにいた。
「・・・っ!!やっやめ・・・て。」
誰か、助けて!!
ボロボロになったスカートの裾に手が近づいてくる。
あたしは、手首をつかまれたまま動けなかった。
今日は、特別左サイドに結んでいたゴムがだんだん、取れていく。
あたしの茶色ゆるふわロングヘアーが、徐々に崩れていく。
横髪が頬にあたる。
いつの間にか、ピンがとれていた。
誰か・・・!!
司・・・。
司!!助けて!!
「ねぇ、君。名前なんていうの?」
「そうそう、司って頑固で全然教えてくれないんだよ。」
え・・・?
司が・・・?
あたしのことを?
「司、あんたのことを好きなんじゃないのぉ??」
一人の男が、ふざけながらあたしに顔を近づけた。
「ちょっ・・・、何言って・・・!」
あたしは、腕をブンブンと振り回した。
司。
司・・・。
あたしは、君をいつまでも
想っているから。