君だけに伝えたい
君の隣にいつも・・・
「司、一緒に帰ろう~♪」
これは、日常の中 普通なことだった。
でも、あたしは忘れていた。
「司は校内1のイケメン」
だという事・・・。
しかし、それを感じていたのは
あたしだけでは、なかった。
「歩ぅ~~。」
廊下の向こう側から、司が走ってくる。
「どうしたの!?司・・・。」
「それがぁ~・・・、歩のファンがぁ~・・。」
「あっ、あたしのファン!?」
「歩・・・、可愛いじゃん?だから、きっと・・・。」
あぁ、そうか。
あたしたちが、普通と思っていた(勘違い)ことは
・・・。
周りから見てみれば、
イケメンと美人がイチャついてるようにしか
見えないだろう・・・。
「歩ってば、美人で困る~・・・。」
「司だって、イケメンじゃん!」
「え?俺?イケメン?歩、認めてくれた?今。」
「はあ??そういう意味じゃなくて~!」
クスクスと笑う君の顔。
満開の桜より、綺麗だよ。
いつも君の隣にいる
・・・。
それが、当たり前だった。
だから、
それが、なくなる(終わる)ようなことは
あり得ない。
そう思ってた。
どんなに好きでも、
叶わない恋みたいに・・・。
終わりは、果てしない。
君の隣には、あたしがいつもいてあげる。
安心していいよ。