最強少女と最強少年 壱
『まぁいいや。わかんねーもんは』
「(おいおい…)まぁじゃー行くか」
『おう』
おう、と返事をしたやつに恋なんてできる分けねーだろと思った洋太であった。
「柚らしいね…」
凛があたしの部屋を見て言った。
『どこが?』
「全体的に赤系ばっかなところとか化粧道具がないところとか…」
『だからってあたしらしいか?』
「当たり前の前田さんだよ」
えっ!?
今のボケたつもり?
ボケられてねーと思う。