最強少女と最強少年 壱
なんて言っても変わらないのは事実。
「なぁ」
『何!?』
あたしは寝癖がすぐ直ると思っていて直らなかったのが気にさわった。
だから少し怒ったように言ってしまった。
「なんで怒ってんの……あ、そうこれ見て」
『どれどれ?』
"起きたら学校に行かなくていいから。
あんたの族に顔出しなさいよ。
柚ちゃんがやってる族は『朱雀』よね?
柚ちゃんと喧嘩はしないよーに。
そうそう、結婚は高校卒業したくらいにしましょうか♪
母さんより"
はぁ?