最強少女と最強少年 壱




「ん?あぁ、そう。んじゃ」


電話をきったと同時くらいに洋太がこの部屋に入ってきた。

「………大丈夫か?」

『………う、うん』



はぁ、とため息をついてあたしの方に近づいてきた。

ポンポンとあたしの頭を叩いた。




普段なら

『なにやっとんや!!』

って突っ込むところなんだけど今はそんな気力すらない。


『……っ、ありがとっ』






「で、どんな感じなんだ?」

航相手に敬語じゃなくなってる。

これはかなり怒っているとき。



「まだ柚が総長やってることは知ってる。それから……」

『それから?』





< 180 / 205 >

この作品をシェア

pagetop