最強少女と最強少年 壱
――――…………
「はぁー…」
「んじゃな」
その行為が終わった時、男たちはそそくさと倉庫を去っていった。
なんであたしは抵抗しなかったんだろう。
抵抗してたら一発で仕留められたはず。
やっぱり蓮太のことが気になってるのかな?
ハハッ…裏切られたのにね。
「お前は…如月柚だな?」
あたしの背後に男がいた。
『誰』
「俺はこの族の総長、兵藤要-ヒョウドウカナメ-。
でもお前…可愛いな。
うん、俺の女になれ。」
総長…蓮太を…返せよ。
ってかいきなりなんだよ?
『無理』
「……ま、いくらでもお前のことは探せるからな。絶対に俺の女にしてやる」
そういった奴は倉庫を出ていった。
一体何がしたかったんだろうか、奴は。
でももう…そんなことどうでもいいや…。