【詩】記憶の持続性

HELPLESS DESIRE

二度と触れることの出来ない光を未だ求めている
重ならない影に未だ怯えている
　
もういいでしょう？
こんなことを望んでいた訳じゃない
もう眠らせてほしいのに
　
それでもあなたを探しているの もう二度と失くさぬようにと
目覚めればいつもそこにいて 揺るぎない想いをくれたから

こんな閉ざされた闇の中では 全て叶わない夢でしかないの？
　
二度と触れることの出来ない笑顔を未だ求めている
　
もう終わらせて
この現状を誰が望んでいたの？
沈んだ願いがこの手に戻ることはもうないのでしょうか？
　
それでもあなたを探していたの もう一度抱きしめてほしいから
目覚めればいつもそこにいて 変わらない想いをくれたのに

全て奪われた闇の中では 全て叶わない夢でしかないとわかったの
　
だから私は祈り続ける
　
泣いても逃げても救われないなら
この身体よ せめて今すぐ消えて失くなれ