【詩】記憶の持続性
生命の鼓動
ちぎれる雲よ
流れる雨よ
いつか二人がまた同じ地に生まれたなら
変わらぬその姿を見せて
探し出せなかった答えをもう一度求められるように
遥かな虚海(うみ)よ
果てなき虚空(そら)よ
いつの日も新たな命を産み落としながら
死にゆく心も抱き締めて
色褪せていく景色の中の祈りを次の季節に残せるように
聳える山脈(やま)よ
静かな風よ
どうか二人を見守っていて
あなたの胎内(なか)にいつか還る日まで
震える花よ
気高き森よ
痛みの果てにあるものが確かな温もりであるように
この手に掴むことが出来るように
見守っていて…
流れる雨よ
いつか二人がまた同じ地に生まれたなら
変わらぬその姿を見せて
探し出せなかった答えをもう一度求められるように
遥かな虚海(うみ)よ
果てなき虚空(そら)よ
いつの日も新たな命を産み落としながら
死にゆく心も抱き締めて
色褪せていく景色の中の祈りを次の季節に残せるように
聳える山脈(やま)よ
静かな風よ
どうか二人を見守っていて
あなたの胎内(なか)にいつか還る日まで
震える花よ
気高き森よ
痛みの果てにあるものが確かな温もりであるように
この手に掴むことが出来るように
見守っていて…