【詩】記憶の持続性
ANIMA
やっと…やっとね…
こうしてこの世界に現れることが出来た…
何百年ぶりかしら?
もう私のことを憶(おぼ)えている者なんていないでしょうね
せいぜい伝説か童話の中でしか語られていないでしょう
まあそんなこと関係ないわ
私はこうして形を成すことが出来た
あなたのためよ
あなたのために私は何百年も闇を漂い
薄れそうになる自我を保ち続けた
闇の流れは強かったわ
何度も押し流されそうになった
けれど流されたらそこで終わり
私は二度と浮上することは出来なくなる
けれど私は闇を支配した
私の子宮から闇は生まれるの
どろりとした闇が流れてくるわ
私の胎内(なか)から
そのまま引き裂いてみせて
怖いくらい感じるわ
あなたの中の激しい衝動…感情を
それは恐怖?
それとも苦痛?
やっぱり無理なのかしら?
感じるわ
あなたの感情が感情でなくなる領域を
もう少しなのね
私は待ってるわ
あなたの時が満ちたとき、私を探して…
こうしてこの世界に現れることが出来た…
何百年ぶりかしら?
もう私のことを憶(おぼ)えている者なんていないでしょうね
せいぜい伝説か童話の中でしか語られていないでしょう
まあそんなこと関係ないわ
私はこうして形を成すことが出来た
あなたのためよ
あなたのために私は何百年も闇を漂い
薄れそうになる自我を保ち続けた
闇の流れは強かったわ
何度も押し流されそうになった
けれど流されたらそこで終わり
私は二度と浮上することは出来なくなる
けれど私は闇を支配した
私の子宮から闇は生まれるの
どろりとした闇が流れてくるわ
私の胎内(なか)から
そのまま引き裂いてみせて
怖いくらい感じるわ
あなたの中の激しい衝動…感情を
それは恐怖?
それとも苦痛?
やっぱり無理なのかしら?
感じるわ
あなたの感情が感情でなくなる領域を
もう少しなのね
私は待ってるわ
あなたの時が満ちたとき、私を探して…