【詩】記憶の持続性

畸型の翼

少しくらいの逸脱行為でｷﾁｶﾞｲ扱い
<まとも>な人間のﾌﾘしてるお前らに分かってくれとは言わないさ
　
人より高い場所で俺を見下してるあんたらだって
その足場が崩れちまえば ただのﾌﾞﾀになるんだせ？
這い上がることは不可能さ
あんたらが見下した連中に頭をつかまれ 堕とされる
　
既存の論理ではなく
畸型の論理でこの足場を造り上げ
血が枯れ果てるまで 喉が切れるまで
この世の闇を唄いあげよう　
　
革命を叫ぶ崩れた仮面の政治家たちの
世にも奇妙な演説会
自らの姿さえ見えないままで 一体何を説こうというのか
　
不老不死の薬を求める者の様に
何処からともなく湧き出す欲望
その化けの皮がいつか剥がれる日が来るのさ
　
既存の論理ではなく
畸型の論理でこの世界を造り上げ
血が枯れ果てるまで 喉が切れるまで
この世の汚泥を唄いあげよう
　
「その時あんたはﾋﾄの姿をしてる？」