【詩】記憶の持続性
夢の終わり
暖かな眠りはもう終わるよ
凍えた世界を打ち砕きに行こう
全てはこの時に向かっていたのさ
 
そう 「終わり」は必ず来るけれど
それで「終わる」わけじゃない
 
僕が差し出した手を君が取ってくれさえすれば
世界の色は限りなく 理想通りになるはずだから
 
ゆるやかな夢はすでに終わって
凍えた世界は崩れ始めていく
全てはこの時に向かっていたのさ
 
咲き乱れた鮮やかな花から目をそらさないでいて
色づき始めた光はその先にある道を映し出すから
 
そう 「終わり」は必ず来るけれど
それで「終わる」わけじゃない
だから君の目覚めを促すよ
次の景色を描き出すのさ
 
僕が差し出した手を君が取ってくれさえすれば
世界の形は全ての想像を越え 真実となる
 
いつか終わる夢に別れを告げて 朝焼けに身をさらそう
二人で描くこの世界は きっと素晴らしいものだろう
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