【詩】記憶の持続性
久遠
星々の距離を測り、銀河の数を数えたとて
いつまでも追いつけず、手は届かない
 
光の記憶と歴史に秘められたのは
遥かなる物語
 
その始まりにも終わりにも、ヒトは存在しない
存続すら出来ないだろう
 
限られた理解力しか持たないヒトの脳では
決して辿り着けない闇の果て
膨脹もカタストロフィも一瞬の夢
けれどそれは永遠へと続くほんの一端
 
(陰の中で初めて見えるモノもあるかもしれない)
 
全てを内包し
全てを無に還すのは
いつか来る転生のため
 
そして限界を越えていく
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