彼は年下の男の子


振りむけない・・・


どうしよう


振り向いて ホントに雅也だったら
どんな顔していいのか。


・・・・・


「恭介の 彼女が来るって言ったから
今日は一緒に飯でも食って
帰ろうかと思ってさ」


一歩一歩近づく。


「あー  兄貴 
これがオレの彼女の美咲
美咲 これが噂の兄貴雅也」


ま・雅也・・・???
ビンゴだろう 
名前まで同じだから



恐る恐る振り返る


どうか


違う人でありますように。


その願いもむなしく。。。



「はじめまして遠藤美咲です・・・」


と 言いながら 振りかえると


「・・・美咲・・・?」


やっぱり


雅也だった


兄弟だったの?


どうして?神様はこんなこと
こんな偶然なことを起こすの?


私が何した?




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