彼は年下の男の子
雅也が 急に わたしの手を取り
「美咲 送ってやる
恭介が言うように!
恭介の望みどうりにな」
と 引っ張った。
「いい!!自分で帰る!!」
「いいから そんな顔してたんじゃ
電車も乗れないだろう?」
「送ってもらって
久々の再会を楽しめば?」
恭介の意味深な言い方。
私は腹が立って 親の前でもあったけれど
また 恭介の頬を叩いてしまった。
「もういい!わかった!」
そして雅也に送ってもらうことにした。