彼は年下の男の子


次の日
直美にこの事実を話した。


「えー!!!
恭介にお兄さんがいたのは 知ってたけど
それが雅也さんとはね・・・世間は狭いね」


「うん でもなんか恭介 機嫌悪くて・・・
あれからTELもメールもないんだ」


「別に隠してたわけじゃないんだから
いいじゃんね・・・」


「そうなんだけど・・・
どうしたらいいのか 分からないんだよ・・・」


「だからって
アイツからの連絡を待つわけ?」


「仕方ないじゃん!!」


今は何を言っても無駄だから・・・。


「アイツ 怒るところの度合いが違うよね!
美咲に当たったって仕方ないじゃん!
昔のことを言われても
知らないわよね!」


「うん
なんかさ 兄弟で 比べられるのが 嫌みたいで
それは 知ってたんだけどさ…」




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