彼は年下の男の子
久しぶりに 我が家へ 帰った。
「おかえり」
と 明るく迎えられて
また 涙が出る。
いつも私の定位置 ソファーに腰かけた。
「珍しいわね 帰ってくるなんて
何かあったのかしら?」
「そんなことないよ
何もなくても 帰ることだってあるし」
「でも 学校休んで帰るってことは
何かあった証拠よね」
もうここは 言うしかない。
「母さん あたし 妊娠したんだ」
「え!!!!嘘でしょう
相手は?」
事実を話した。